「第19回竸基弘賞授賞式」開催報告

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「第十九回竸基弘賞授賞式及び記念講演」開催報告

国際レスキューシステム研究機構は、2024年1月9日(火)午後 29年前の阪神淡路大震災で被害を受けた地である神戸市中央区で「第十九回竸基弘賞授賞式」を執り行いました。

今回の受賞者は、竸基弘賞学術業績賞が大阪大学大学院助教の安部祐一氏、竸基弘賞技術業績賞は東北大学特任助教の小島匠太郎氏でした。

安部氏は「多脚および索状レスキューロボットの弾性特性を活用した制御に関する研究」、小島氏は「作業アーム付きクローラロボットOnixの開発とプラント点検・保守への適応」で顕著な功績が認められ受賞となりました。

(写真左:学術業績賞安部氏の表彰  写真右:技術業績賞小島氏の表彰)

(写真:左から高森理事、田所会長、学術業績賞安部氏、技術業績賞小島氏、松野副会長)

学術業績賞と技術業績賞の受賞者には副賞10万円と表彰状、そして記念トロフィーが、それぞれ選考委員の先生方より授与されました。

学生等の若い世代を対象とした奨励賞は、ロボカップジュニアIRS賞「Hong Kong Line Team」のTsang Ho Wan、Lee Ho Ming、Keong Ka Ching、Hung Sin Hei、レスキューロボットコンテスト奨励賞芝浦工業大学マイクロロボティクス研究室「QoQ」の杉本賢二郎さん、新田雄真さん、山本優灯さん、関 拓さん、平塚亮太さん、山本郁弥さん、木村玲雄さん、レスキュー工学奨励賞東北大学の栢分崚汰郎さんに授与され、授与式後、レスキューロボットコンテスト奨励賞、レスキュー工学奨励賞受賞者による受賞研究テーマの発表が行われました。また欠席のロボカップジュニアIRS賞受賞チームからも動画によるコメント紹介がありました。

IEEE IROS 2023 Best Paper Award on Safety Security and Rescue Robotics in memory of Motohiro Kisoiは、Heiko Kabutz、Alexander Hedrick、 William Parker McDonnell、Kaushik Jayaramが受賞され、昨年10月にアメリカデトロイトで授与式を行いましたので今回は欠席でした。

最後に、学術業績賞受賞者 安部氏、技術業績賞受賞者 小島氏による受賞テーマについての記念講演が行われました。

(写真左:学術業績賞受賞安部氏講演  写真右:松野副会長のご挨拶)

各分野においての功績が高く評価された安部氏、小島氏、また未来のレスキューロボット開発への貢献が期待される奨励賞受賞者に対し、会場からは温かな拍手が贈られました。

(写真:左から松野副会長、高森理事、レスコン奨励賞杉本氏、レスキュー工学奨励賞栢分氏、学術業績賞安部氏、技術業績賞小島氏、二井見教授、田所会長)